| ハイド&シーク | ||||
| 10/18(土) | ||||
| 天気:晴れ後曇り 穏やかな秋晴れの一日でした。 誰もが知っている遊び「かくれんぼ」。今日はその伝承遊びをとことんまでスケールを大きくし、現代版に昇華させたゲームプログラムを実施しました。謂わば大人の想像力を具現化した完成された遊びの世界です。 参加者たったの6名。ゲームの舞台は神奈川県こどもの国。丘陵地を切り開いて作られた場所で、人工的要素と自然がバランスよく混在した公園です。起伏がかなりあって、かくれんぼにはうってつけの場所です。 まずは一回戦のチーム分け。 「逃亡者チーム」 =ダッチャマン隊(隊長ダッチャマン、ジロー、マキコ、ヒロキ)&トータス(ボランティアスタッフ※単独行動) 「追跡者チーム」 =ジョア隊(隊長ジョア、タロー、アサヒ、ハルキ)&そらまめ(ボランティアスタッフ※単独行動) 「パトロール&情報統括」 =ディレクターしじみ 「追跡者」が「逃亡者」を見つけて、水鉄砲で狙撃を成功或いは“タッチ”をすることで身柄確保。逃げるか、捕まえるかという大命題に加え、隠された4つの秘宝探しや特別指令によって得点が与えられる仕組み。捕まるリスクを冒して宝物を狙うかどうか駆け引きも必要ですし、文明の利器携帯電話による情報把握も勝負の鍵を握ります。指令には忠実に従わねばなりません。もちろん怪我をしたり、休日で賑わう一般客を戦闘の巻き添えにしたら減点です。更にルール上昼食もゲーム中となる覚悟を子どもたちにも伝えます。 それでは情報統括部が掌握した本日のゲームをドラマに再編し本日の活動報告に代えてお伝えします。 ※ゲームの雰囲気や性質上、表現に攻撃性が認められますがあくまでゲームです。 <一回戦=エリアA> 園の入り口から縦長に区切ったエリアAを利用。開始30分弱で、逃亡者の本命トータスが敢え無くそらまめに襲撃され身柄確保。ジョア隊は園内を走るミニSLに乗ったり、温室を捜索したりして追跡活動開始。ダッチャマン隊は居場所が掴めませんが、どうやら椿の群生地に身を潜めているよう。しばらくは隠密裏に宝を探したりしました。どのチームも深入りせず慎重に指令をこなしている模様。しかし1時間以上が過ぎて戦況が大きく動きました。ローラー滑り台付近にいたダッチャマン隊の姿をジョア隊が運良く発見。挟み撃ちで一気に襲い掛かります。パニック状態のダッチャマン隊、分裂して逃げます。一番パニックに襲われたのはダッチャマン、エリア外となる少年サッカーチームの専用練習場に逃げ込み、グラウンドを突っ切って目立っていました。この奇襲によって、案の定マキコが本隊から離脱して(つまり迷子です)しまい、規定に則り懸賞金が懸けられました。追跡者タローも全力で深追いして行方知れず。さすがに小学生の瞬間的な動きはスゴイ。単独行動のそらまめが機動力を活かして二名の身柄を確保し一回戦終了。 <二回戦=エリアB >※一回戦と役割交代 エリアB は高低差の激しい自然地形メインのエリア。逃亡者となったジョア隊とそらまめは二手に分かれて相手を撹乱する作戦です。しかしジョア隊のタローが指令任務遂行中出会い頭に遭遇したトータスの餌食に。予告した通り子どもを見捨てて逃げる隊長ジョア。生き残ったアサヒ、ハルキと共に小高い丘陵に潜伏。パトロールのしじみにその様子を認められ、これまた規定に則り居場所が全チームにメール配信されます。しかしジョア隊は逆手をとって敢えてその場を動きません。湖でイカダに乗って追跡していたはずのダッチャマン隊が匍匐前進で丘に忍び寄るのも気づかずに…。丘陵が戦場と化します。またしても自分だけ逃げるジョア。ダッチャマン隊ジローの追撃もあり子ども2名はダッチャマン隊の手に落ちました。ひとりだけ相当な距離を逃げてようやく息も整ったジョアの背後には先回りしていたマキコが!見事な狙撃で大殊勲。ジョア茫然自失。残るはそらまめひとり。全滅のジョア隊は命の証であるオレンジ色腕章を相手に渡し、宝探しとそらまめ保護に全てを懸けます。吊橋から梅林付近で身を隠していたそらまめも任務遂行のために動かざるを得ません。トータスは宝探しのセンスはゼロですが、そらまめの居場所を本能的に悟り、その距離はかなり接近。ジョア隊が追跡者接近情報を伝えるべくそらまめに電話したその時、受話器の向こうから「キャ〜!!」という断末魔の悲鳴。電話は空しく切れました。二回戦終了です。 <エクストラゲーム> ヘロヘロに疲れていましたが、まだやると言い張る子どもたち。初参加の幼児ヒロキとハルキの体力と知力、遊びの潜在能力も大したものです。チームを再編成してエリアBにて1時間限定のシンプルなかくれんぼをしました。ジョア&トータス&3名の男児が隠れます。残りは3チーム編成の追跡者。小川、沼地、湖、丘陵、橋の下、キャンプ場、鬱蒼とした森や草薮、あずまや、遊具広場、外周道路などを大捜索です。顔はくもの巣だらけ、服は得体の知れぬ植物の種子があちこちにくっ付き大変な有様。全くの偶然の成せる業でニアミスが何度か続きました(後で総括して分かったことです)。残り3分で距離にして5mまで接近したのに気がつくことが出来ず逃亡者は隠れ通してしまいました。 スタッフも子どもたちもこんなにバテたのは近年の探検学校では初めてかもしれません。自然を最大限に活かした遊びと違い、人が生み出したルールありきの遊びは疲れます。そもそも子どもの遊びはルールなんてあってないようなもの。そこから工夫していく創造性が試されていくのです。終わりのない「だるまさんが転んだ」「かごめかごめ」、勝敗や終結が明快でない遊びはたくさんあります。今日は何事も結果を求める大人の遊び方だったのかもしれません。一年に一回、次のハイド&シークを楽しみにしている今日の子どもたち。またスケールの大きな遊びを大人と子どもと全力を出して一緒にやりましょう。 |
| いざ出動! | 機関車で園内を捜索。鋭い目で辺りを見渡す追跡チーム。 | |
| 逃亡者に安らぎの時無し。緊張を解くことができません。 | リスクを冒しても隙を突いて宝物を狙う。 | |
| ナルホド、吊橋上で挟み撃ちを狙うのだな。 | 最後は全員で記念撮影。実際のところ体力は残っていません。 |