木島平レーシングキャンプB
他の日の活動日記
3/8  3/9
3/9(日)
今日の様子

天気:晴れ レーシングバーンは整地され、“カシッ”と締まった雪質でした。昼過ぎになって気温が上昇し雪が柔らかくなってきました。力強いエッジングで滑走する子どもたちによって、ポールバーンには深い溝が刻まれました。

起床6時45分、子どもたちは約10時間近く熟睡しました。今朝も青空が広がり、部屋の窓から眩しい光が射しています。起床後すぐにスキーウエアの下に着る衣類を装着し、準備は万端。8時半のスキー場営業開始と同時に滑り出しました。

昨日に引き続き木島平スキー場のメインバーンにポールがセットされました。今日はとことん加速するセッティング。上級者の4年生でも自身のスピード限界を超えるであろう強烈な滑走ライン、恐怖心を克服する精神力が求められます。

高速使用のセッティングに加えて、固く締まった雪はただでさえスピードが出ます。足慣らしの段階から滑走速度を上げていきました。そしてポールコースを試走し、加速していく感覚を体験。全員ターン切り替えのタイミングが遅れ気味になるのも無理はありません。ここで改めて低速に抑えてターンの切り替えや始動、荷重のタイミングをしっかりとインスペクションします。

そして最終的に最高速に達するための「クローチング姿勢」を練習しました。空気抵抗を極限まで減らし推進力を得ます。同時にこの姿勢でも脚部を大きく動かす運動も意識しました。視線が低くなる為、駆け抜けていく雪面が間近に見えて体感速度も相当なものがあります。11時過ぎまでの2時間半余り、繰り返しポールを滑走して、一旦レッスンを切り上げました。

昼食後の小休止も束の間、最後のタイム計測に向けて再びゲレンデへ。一度リラックスした後に集中力を取り戻すのも大変なこと。しかし子どもたちはしっかりとモチベーションを維持できていました。

スタートバー、電子計測器、フィニッシュラインもセットされ、否応無しに緊張感が高まります。試走を経てまずは1本目のタイム計測。これを目安に自分の目標タイムを申告します。真剣そのもの、悩んで悩んでようやく各々数字を伝えました。

最後のアタックは、やはり相当緊張感が漲る1本でした。大きく深呼吸してスタートバーを越える瞬間に心の気合いが伝わってきます。全員ゴールした瞬間に全身から汗が吹き出る感覚を知りました。

己との戦いを終え、帰り支度も整いました。ドムハウスの居間で将棋やトランプをして、子どもたちはクールダウンしています。外は春の陽気になりました。

今シーズン三度のレーシングキャンプをサポートしてくれた木島平プロスキースクール、ドムハウス、そしてスタッフのジョアに感謝。またレーシングの本場でスキーを楽しみましょう!!

木島平レーシングキャンプディレクター 
遠藤宗一(しじみ)